【アムステルダム・ロイター時事】「アンネの日記」で知られるユダヤ人少女アンネ・フランクの一家が1944年8月、オランダ・アムステルダムの隠れ家で発見されるきっかけをつくった密告者の疑いのある人物を、米連邦捜査局(FBI)の元捜査官や歴史家ら約20人で構成する研究チームが特定した。 〔写真特集〕アウシュビッツの記憶 名指しされたのは、比較的無名のユダヤ人公証人アーノルト・ファンデンベルフ。研究チームのメンバーは17日のオランダ紙NRCに対し、自分の家族を守るため、フランク一家を裏切った可能性が「極めて高い」と述べた。