2018年1月11日から13日の3日間、第8回目となるRegional Scrum Gathering® Tokyoが開催されました。スクラムの初心者からエキスパート、ユーザー企業から開発企業まで、立場の異なる様々な人々が集まる学びの場である本イベント。世界中からスクラム開発におけるエキスパートたちが一堂に会し、最新の情報や自身の知見を惜しげもなく語ります。2日目のKeynote「敢えて属人化せよ! エキスパートの集団こそが最強のチーム」に登壇したのは、Microsoft本社で活躍するエンジニア、河野通宗氏。日本からアメリカへ移って直面した開発環境の違いと、評価制度について語りました。 ウォーターフォール→アジャイル開発への移行 河野通宗氏(以下、河野):私がアメリカに移って、Azureのチームに移ったとき、アジャイルだったことは今お話しした通りです。そのときはAzureのSDKのチー