JAGATのXMLパブリッシング準研究会の活動でここ数年、日本語組版処理の要件を扱っているのですが、その流れで先日(再度)作られたW3CのJapanese Layout Task Forceに協力することになりました。そもそもXMLパブリッシング準研究会での研究活動の最終的な目標のひとつはW3Cに何らかの形でフィードバックを行うことだったので、歓迎すべき流れです。これに従い、報告に当たっての要素の大項目分けに相当するJapanese Gap Analysisを読み込んでみました。かなり噛み砕いて日本語組版での用語に擦り合わせる作業が必要になり、ちょっと意味の取れない箇所もありました。お気づきの点は随時ご指摘いただければと思います。 全体的な位置づけの確認 まず、文書の全体的な位置づけを確認しておきます。世界中の書字言語でどこまでCSS等での組版処理が実現できているかを示すマトリックスがこち