この記事は、僕自身のプロダクトマネージャーとしてのキャリアがどうやって始まったのかを綴った、キャリア論にみせかけたノンフィクション ・エッセイだ。 経験を出汁にして創造をすることは、「創造行為の終着駅」と藤子・F・不二雄先生も語っていらっしゃるようだが、まさにその通りだと思う。 人はゼロからストーリーを作ろうとする時に「思い出の冷蔵庫」を開けてしまう。自分が人生で経験して、「冷蔵保存」しているものを漫画として消化しようとするのです。 それを由(よし)とする人もいますが、私はそれを創造行為の終着駅だと考えています。家の冷蔵庫を開けてご覧なさい。ロブスターがありますか?多種多様なハーブ類がありますか? 近所のスーパーで買ってきた肉、野菜、チーズ、牛乳・・・どの家の冷蔵庫も然して変わりません。 By 藤子・F・不二雄(※ソース不明*1) 本文は「終着駅的」であることに加え、9,000字以上に渡る