旧日本海軍の特攻作戦で戦死した隊員の遺族を対象に、昭和20年代、大規模な調査が行われ、1000通以上に上る遺書などが回収されていたことが分かりました。 遺書などの多くは、隊員たちが「特攻を志願していた」ことを示す内容で、専門家は「旧軍の指導層が、集めた遺書などを根拠に戦後高まった作戦指導への批判や追及の声をかわそうとしていたのではないか」と指摘しています。 見つかったのは、太平洋戦争の末期、旧日本海軍の特攻作戦で戦死した隊員およそ2000人の遺族を調査した資料で、広島県江田島市にある海上自衛隊の施設に保管されていました。 調査票には、それぞれの遺族について家族構成や戦後の暮らしぶり、遺族どうしの交流などを調べた結果が詳しく記されています。 そして、調査にあたって遺族から回収した1000通以上に上る直筆の遺書や手紙のほか、出撃前の写真など本人の遺品が添付されていました。 遺書などには「待望の