アフガニスタン・カブールの市場を巡回するタリバンのメンバー(2021年12月3日撮影)。(c)Ahmad SAHEL ARMAN / AFP 【12月5日 AFP】アフガニスタンの実権を掌握したイスラム主義組織タリバン(Taliban)が投降した前政権の治安要員を「即決処刑」したとする報告を、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)が先月末に公表した。これを受けて米国務省は4日、日本など西側各国と共同でタリバンを非難する声明を出し、早急な調査を求めた。 HRWの報告によると、アフガン全土がタリバンに制圧された8月半ばから10月までに「タリバン部隊に投降もしくは拘束された」アフガン国家治安部隊(ANSF)の元隊員ら47人が即決処刑されたか、強制失踪の状態にある。47人には軍人や警察官、情報機関員経験者らが含まれるという。 米国務省は声明で「HRWなどから報告のあったアフガン治安部隊