山形ドキュメンタリー映画祭で見損ねたドイツ特集〈交差する過去と現在〉をドイツ文化センターに見に行く。 本日は『あるドイツ人テロリストの告白』と『反逆者』の二本立て。これが組み合わせの妙もあり、非常に面白かった。 『あるドイツ人テロリストの告白』は国際テロリスト、カルロスとともにOPEC本部襲撃事件を起こしたドイツ人極左テロリスト、ハンス・ヨアヒ ム・クラインについてのドキュメンタリー。彼はパレスチナで軍事訓練を受けてテロに参加するが、エンテベ空港襲撃事件の際にバーダー・マインホフ集団の残 党がユダヤ人とそれ以外を選別して人質にしていたというのを知り、「これじゃナチスと同じじゃないか」と疑問を抱いて運動を離脱する。 『反逆者』の方は米軍に爆弾テロ闘争をしかけて多数の死傷者を出したケッヘル=ヘップ集団のリーダーであるネオナチ、オットフリート・ヘップについ てのドキュメンタリー。ヘップはもともと
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