欧州議会は4月23日、音楽演奏者の著作権保護年数を現行の50年から70年に延長する法案を可決した(ITmedia、本家/.)。 現在EUでは演奏者の著作権は楽曲録音から50年間保護されている。しかしこれでは演奏者が生存中に著作権が切れてしまい、ロイヤリティーを得られなくなるとして欧州委員会(EC)は保護年数の延長を提唱していた。ECは始め「録音から95年」への延長を推していたが、反対意見もあり妥協案として「録音から70年」の法案となったという。ちなみに作曲者の著作権保護年数は没後70年となっている。 なお、この法案は今後EU各加盟国の承認を要するそうだ。