この項目では、フランスの写真家・風刺画家について説明しています。その他の用法については「ナダル」をご覧ください。 ナダールのセルフ・ポートレート(1855年) ナダール(Nadar 、本名ガスパール=フェリックス・トゥールナション Gaspard-Félix Tournachon[1]、1820年4月6日 - 1910年3月21日)は、フランスの写真家。数多くの文化人や重要人物を撮影し肖像写真家として名を馳せたほか、風刺画家、ジャーナリスト、小説家、気球乗り・飛行技術研究家としても活躍した。 生涯[編集] 生い立ち[編集] ナダールの息子ポールと日本の第2回遣欧使節団、1863年 ガスパール=フェリックスは1820年にパリのサントノレ通り界隈(リヨンとする資料もある)で産まれた。ガスパール=フェリックスは巨体で赤毛で、放浪癖のある若者だった。両親はリヨン出身で、父ヴィクトルはパリに出て書店