信楽山奥の桃源郷ミホミュージアムに行ってまいりました。今回2度目です。 現在は、長沢芦雪(ながさわろせつ)〜奇は新なり〜の展示中です。 芦雪といえば生き生きとしたユーモラスな動物ですよ!この襖から飛び出さんばかりの生き生きとしたトラをみてください。くるんとした尾っぽ! 観賞するチャンスは6月5日まで!この土日が最後、急いで! 6月6日(月)〜7月9日(土)休館です!! この美術館はあえて滋賀の信楽の山奥に建ててあり、アクセスがたいそう不便です。 しかし、その不便さは設計者のI.M.ペイ氏の桃源郷への思いが込められており、緑深い長い坂道をのぼり、ようやくあらわれるトンネルと橋を渡ってはじめてミホミュージアムが表れます。*1 今回は特にコメントはありません!長沢芦雪の展示は5日で終わってしまいますが、無理してでも行く価値のある美術館だと思いますので、ひたすら写真を貼って紹介します。下手な写真で
3月11日の東日本大震災において、五十嵐研の教職員、学生、全員無事でした。 ご心配、ご支援いただきありがとうございます。 今回の原発事故に関連して、五十嵐先生の卒業設計、コンクリートの石棺になり、 宗教的なモニュメントとして未来に残される原子力発電所について、 1990年6月15日毎日新聞に掲載された記事をご紹介いたします。
山口県立萩美術館・浦上記念館(やまぐちけんりつはぎびじゅつかん・うらがみきねんかん)は山口県萩市にある美術館。なお、同施設の建設計画は、県立の文化施設を県内各地にバランスよく配置する意図をもって、下関市の山口県国際総合センター(海峡メッセ下関)と岩国市のシンフォニア岩国の建設と一体をなすものとして、推し進められた。 浮世絵・東洋陶磁・陶芸の3つのジャンルを専門とする美術館。萩市出身の実業家浦上敏朗が収集した浮世絵・東洋陶磁などを山口県に寄贈したことを契機に、1996年(平成8年)10月14日に開館した。2010年(平成22年)には、400年の歴史を有する萩焼をはじめとする陶芸の振興を目的に、新たに陶芸館を増築・開館した。 中国山東省との友好関係を基軸に中国考古、文物関係の展覧会や共同研究を行うことが特徴である。このような長期間での考古、文物関係を中心とした展覧会事業は日本のみならず中国にお
2010年11月3日(水)日本初の写実絵画専門美術館「ホキ美術館」が千葉県緑区の昭和の森にオープンします。(今年初めにお伝えした記事) ホキ美術館公式サイト 真夏の暑さにも負けずオープンへ向け工事は着々と進んでいるようです。今日は先日頂戴した「ホキ美術館ニュース(ホキ美術館開館準備号)」に掲載されたインタビュー2本をご紹介します。尚掲載にあたっては美術館からの承諾を得ています。 【保木博子室長インタビュー】 Q:美術館の計画はいつ頃から始まったのでしょうか。 A:7,8年前になります。自宅の隣で年に2回ほど絵を公開していた頃です。コレクション八ウスには絵を見る習慣が無い人がたくさんいらしていて、絵を見るのは楽しいと思ってくださり、それをきっかけに絵を習い始めた方もいらっしゃいました。そこまで人を動かしたのはすこいことだと思いました。それならもっと多くの方に見ていただきたいと思い、美術館をつ
今年2010年11月、新しい美術館が誕生します。 美術館の名前は「ホキ美術館」 →行って来ました!建物の外観写真&展示室内の写真 →「ホキ美術館開館へ向けて。」(ホキ美術館室長保木博子氏とホキ美術館イタリアン「はなう」片岡護シェフインタビュー) 世界でもまれな『写実の殿堂』 日本で初めて、世界でもまれなリアリズム絵画専門美術館であるホキ美術館。 2010年11月千葉県千葉市緑区の昭和の森に誕生します。 日本の現代作家約40人のリアリズム絵画約150点を地上1階、地下2階からなる計500メートルの長い回廊型のギャラリーに展示。緑豊かな自然と一体化し、心ゆくまでゆったりと芸術鑑賞いただける空間を提供いたします。 【ホキ美術館計画概要】 ・名称:ホキ美術館(英文名称Hoki Museum) ・コンセプト:日本で初めてのリアリズム(写実)絵画の専門美術館。作品のみならず建築としても魅カあふれる施設
セシル・バルモンド(英語:Cecil Balmond、1943年 - )は、建築構造家。スリランカ、コロンボ出身。大学を卒業後イギリスに渡り、さらに研究を行う。 関心は音楽や数字・数学を発想の源とした、形態生成と科学と芸術の重なり合いである。 国際的なコンサルティング・エンジニア企業オーヴ・アラップ&パートナーズで30年間勤務し、数々の話題の建築プロジェクトに参加して来た。現在オーヴ・アラップ&パートナーズ副会長。イェール大学教授、ハーバード大学教授、ペンシルベニア大学教授を歴任。ロンドン在住。 1943年 - スリランカ、コロンボに生まれる。 1959年 - ナショナル・アイデアル・ホーム・デザイン賞。 1960年 - セイロン大学。 1961年 - ナイジェリア、イバダンへ移住。イバダン大学で数学と化学を学ぶ。 1962年 - 英国のサウサンプトン大学でシヴィル・エンジニアリングを学ぶ
エントランスホール 美術館棟南館のカフェ「Pine View」 MIHO MUSEUM(ミホ ミュージアム)は、滋賀県甲賀市信楽町田代にある滋賀県の登録博物館。 アプローチは、土木学会デザイン賞 2001 優秀賞 受賞。 世界救世教から分立した宗教法人神慈秀明会[1]の会主・小山美秀子のコレクションを展示するため、1997年(平成9年)11月に開館した。運営は公益財団法人秀明文化財団が行う。 信楽町郊外の山中にある美術館は、「桃源郷」をイメージして造られている。建築容積の8割が地下に埋没しているというこの建物は、周囲の自然景観保全に配慮したものである。レセプション棟から桜並木を通ってトンネルをくぐり、その先の吊り橋の向こうに展示館がある。利用者の移動を助けるためと環境にあわせ、電気自動車がレセプション棟と展示館の間を往復している。 コレクションは、ギリシア、ローマ、エジプト、中近東、ガンダ
東京都現代美術館(とうきょうとげんだいびじゅつかん)は、東京都江東区三好四丁目にある、現代美術専門の公立美術館。指定管理者制度により、東京都歴史文化財団グループ(公益財団法人東京都歴史文化財団、鹿島建物総合管理株式会社、アサヒビール株式会社の共同事業体)が管理・運営している[2]。施設の大規模改修工事のため、2016年5月30日から2019年3月28日まで休館していたが、翌29日からリニューアルオープンした。 東京都立木場公園の北辺に、1995年(平成7年)3月に開館した。現代美術の紹介と国際的な視野での企画の実現を目指しており、東京都美術館 (台東区上野公園)が収集してきた現代美術コレクションを中心に、日本の戦後美術を概観できる日本国内でも優れたコレクションを持つ。 延床面積 33,515 m2 という日本最大の美術館建築(分館を含めた場合日本2位)で、広いスペースを誇る常設展示室は1階
茅野からほど近くの諏訪湖で伊東豊雄の諏訪湖博物館・赤彦記念館をひやかした後、松本へ。部屋にテキトウに転がってきたCDケースを持ってきたが、中には高校の頃に聴いていたCDが入っていて、懐かしさを感じながらひた走る。 茅野から国道を通り約90分で松本に着く。夕方になったのでホテルにチェックインし、 縄手通りなど市内中心部をぐるぐる歩いた後、辺りに飲みに行く。馬刺を出す店が多い。馬刺、いなごの佃煮などを日本酒とともに食しいい具合になったので寝る。 * 起床して、松本市美術館(設計:宮本忠長、2002年)へ。入ってすぐのところに草間彌生の「幻の華」が。 草間彌生って松本出身だったのか…などと思いながら展示を見る。20代の頃の作品が見られるのが嬉しい。少女の頃から幻覚や幻聴を描きとめたというが、水玉というかドット状のモチーフが今日まで一貫しているよう。 設計した宮本忠長さんは長野に腰をすえて活動する
せんだいデザインリーグ−卒業設計日本一決定戦 今日からせんだいメディアテークで開催されている,卒業設計日本一決定戦に行ってきました. 審査員は せんだいメディアテークを設計した,今最も旬な建築家・伊藤豊雄さんのほか,新谷眞人さん,建築評論家の五十嵐太郎さん,建築家・遠藤秀平さん,貝島桃代さん. 僕は3年前から毎年見に行っていて,今年は同年代の卒業設計ということもあり,楽しく観れた. 今年は全体的に例年のふわふわした捉えどころの無い感じはやや薄れて,個々が深く内省に向かった作品が多かったと思う.結局最後までは観なかったのでどれが日本一になったのか判らないけれど,久々に熱くなった. 学生の卒業設計はアート的で文脈的なので,実務をやってる人の中には,「こんな建物建たないよ」とか「学生はいいよな」とか言ったりする人も居るけれど,学生達もそんな事は判っているはず.建たないことが判っているからこそ,学
7時起床、食堂で朝飯。1枚そのまま出してくれた海苔が美味い。3日前から食っちゃ寝、食っちゃ寝であって、こんなことで良いのだろうかとも思うが、まあ、旅行中くらいいいのではないでしょうか。帰ったら金無くてうどんばっかり食う生活だね、などと冗談言っていたが、風邪で寝込んでうどんしか食えないようになるとは、この時誰が予想できようか。 西鉄柳川駅に向かい、駅前のミスタードーナツでコーヒーを飲んでから天神行き、10時34分の特急に乗る。柳川に来て、川下りもしないとは、何を考えているのでしょうか。 車内は結構な混雑。こうして、かなり混んでいる都市型の近郊列車、それも私鉄に乗っていると、ああ、やはり福岡は大きな都市圏を持った都市なのだなあ、と実感できる。中心部の繁華街を見るよりも、こういうことのほうが、よほど実感が深い。 二日市で乗り換えて、大宰府へ。九州国立博物館に行く前に大宰府天満宮に御参りしよう、と
設計:谷口吉生(1991年) 第7回(1994年)村野藤吾賞 昨日の地中美術館が「最高の安藤忠雄建築」だとするならば、この猪熊弦一郎美術館は「最高の美術館建築」だと思う。すべてが完璧。どの位置からどこを見てもすべてが画になるという恐ろしく完璧で美しい空間。私がいままで観た美術館建築でたぶん一番好きだと思う。地中美術館は、場面場面でどかーんどかーんと安藤爆弾のような劇的空間が投下されて、その空間と展示される作品とがシンクロして、観ている者の心を打つのだろうけど、この美術館は空間が控えめで凛としている。空間自体は基本的な建築エレメントのみで構成されていて奇を衒ったことはなにもしていないのだけど、展示室同士の関係や天井高の変化など、すべてが計算されて尽くされていて、これこそが建築のお手本だと思った。うまく言えないけど、当たり前のことを当たり前に丁寧に丁寧に創られていると感じた。そのひとつひとつの
はじめに以前書いたエントリー美術館の歴史を知ると,美術館に行くのがさらに楽しくなるのブクマコメで,id:vertigonoteさんが美術鑑賞の初心者なのでこういう情報がすごくうれしい。続編に期待。と書いてくださった.だいぶ遅くなってしまったのですが,少し最新の美術館事情をまとめてみたいと思っていたので,美術館の現在見られる傾向から,都心型美術館と地方型美術館の違いをまとめてみます.2000年くらいから現在までは美術館建設ラッシュ期となっていて,日本中で面白い個性的な美術館が建てられています.あまりに数が多いので,その全部を紹介することはできないのですが,代表的なものをいくつかかいつまんで紹介しながら書いていこうと思います.都心型美術館コレクションを持たない都心の美術館というと,六本木アートトラインアングル(森美術館,国立新美術館,サントリー美術館.設計はそれぞれグラックマン・メイナー・アー
青木淳設計の青森県立美術館はすごかった. 展示 作品は,常設展しか観ることが出来なかったけれど,シャガールのアレコ,奈良美智の「あおもり犬」を含むインスタレーション,棟方志功や成田了の作品など,とても充実していた. あおもり犬 とくにシャガールのアレコの背景画3枚(ほんとうは全部で4枚あるのだけど,そのうち1枚はアメリカにある)は,その一辺20mはあろうかというスケール感に圧倒された.それを3枚同時に展示するという力技もすごい. シャガールの絵は,原色を中心とした色彩,曖昧な輪郭と超越的な構図が作り出す幻想的な世界観が魅力なんだと思うけど,それはこれまで図版や額縁などのミニマルな枠組みの中でしか成立しないと思っていた.でも,超巨大なアレコの背景画3枚を前にすると,その世界観の異質さがリアリティをもって迫ってきて,ぼくは認識をあらためることになった. それと対照的だったのが,前述の奈良美智.
美術館, 建築はじめに現代の美術館は,例えばモバイルアート,ノマディック美術館のような移動式美術館や,テート・モダンのように火力発電所をリノベーションしたもの,直島のように島全体がアーティストの活動の場になっているものなど,非常にその種類が多くなっていて,それはひとえに現代アートの多様性と解釈の多様性,ロケーションとの関係性によるものだと思うんですけど,とにかくたくさんあって面白い. そこから美術館の変遷について興味をもったので,調べてみる事にしました.美術館成立以前 建築の装飾→見せびらかしルネッサンス期以降,アートのコレクションが社会的な行為として認められるようになってきました.しかしながら,多くのアートはまだ建築を装飾するための手段に過ぎず,つまりアートは「オブジェクト」ではなく「デバイス」といった扱いだったようです.その後,時代が下るに従って,アートは作品としての地位を獲得していき
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く