ノースフライト(欧字名:North Flight、1990年4月12日 - 2018年1月22日)は、日本の競走馬、繁殖牝馬。 1993年に中央競馬でデビュー。翌1994年に安田記念、マイルチャンピオンシップと二つのGI競走を制覇し、同年のJRA賞最優秀5歳以上牝馬に選出された。特にマイル[注 1]の競走で5戦全勝という成績を残し、「マイルの女王」と称され、ファンからは「フーちゃん」の愛称でも親しまれた[1]。競走馬引退後の1995年より繁殖牝馬。競走馬として大成した産駒は出なかったものの、種牡馬となったミスキャストが2012年の天皇賞(春)を制したビートブラックを出している。 本馬を生産した大北(たいほく)牧場は1935年創業の老舗であり、1965年の桜花賞に優勝したハツユキなどを生産していたが、2代目場主が交通事故で急死し、その息子の斎藤敏雄が18歳で3代目の場主となった[2]。以後牧