有栖川宮詐欺事件(ありすがわのみやさぎじけん)は、2003年4月に発生した詐欺事件。 宮家・有栖川宮の祭祀継承者で、高松宮宣仁親王のご落胤であると偽った男性と、その妃殿下と詐称する女性が偽の結婚披露宴を開催、招待客から祝儀等を騙し取った。 概要[編集] 2003年(平成15年)4月6日、東京青山において偽の結婚披露宴を開催、約400人の招待客から祝儀や、記念写真撮影権等で金銭を騙し取った。 同年10月、「有栖川識仁(さとひと)」と詐称した男(当時41歳)と、その「妃殿下」(当時45歳)および関係者を警視庁公安部が詐欺罪で逮捕した。 公判中、2人の間には一切の恋愛関係、内縁関係、婚姻関係が存在しなかったと事実認定されている。 有栖川宮[編集] 有栖川宮は江戸時代に創設された宮家であったが、10代目当主の威仁親王が1913年7月5日に嗣子なく薨去したため、旧皇室典範の規定により断絶が確定、その