ブックマーク / sakutamatengo.hatenablog.com (50)

  • 去らぬ秋 - 硝子の瞳と猫と

    毎週末 チーと一緒の祠参り 早朝の5時半は 懐中電灯が必要になった 10月初旬 見掛けた秋の花が 姿を消している 色を失い 枯れたように 種を付けるものも タケニグサ / キツネノマゴ オトコエシ / アカネ 11月迄咲き続ける 晩秋の花が 野に残り 私は お供え用の花を探す 暗闇に浮かぶのは ノコンギクとヤクシソウ どちらもキク科だから 花持ちが良い ノコンギク / ヤクシソウ 林の中の祠には 四季の移ろいが 分かりやすい 慎ましい山野草が 相応しい コウヤボウキ / センブリ 祠の花立ての 後ろに積もった 落ち葉を 掻き出そうとしたら 指先に柔らかいものが 触れて 動いた 「わっ!?」 掴んだ葉っぱと一緒に 放り投げると 見たこともない 緑色の芋虫だった やれやれ 毛虫でなくて良かった 「モモスズメガ」の幼虫で 背中に 綺麗なピンク色が広がるのは サナギになる 前兆らしい 花立て周辺は

    去らぬ秋 - 硝子の瞳と猫と
    uribouwataru
    uribouwataru 2024/11/14
    名残惜しい季節のなか、昆虫たちも頑張っているのですね。
  • 雑草と言う勿れ - 硝子の瞳と猫と

    例年よりも 暖かな週末 好天にも恵まれて 郊外に出掛ける 車やバイクが 国道に 列をなす 今が盛りと咲き誇る花々を 見に行くのだろう 人が植え付け 世話をする花は綺麗だ 大きく開花した花は 色も鮮やかで 芳香もあり 大勢の人を惹き付ける 魅力を持つ 鳥や風が運んで来た種が 庭で芽吹く 世話をしないどころか 根から引き抜いても いつの間にか 大地から顔を覗かせている しかし 人は気にも留めず 通り過ぎる 小さな花を 大きくしてみた 可愛いね 触っただけで 花がぽろりと落ちる 繊細なオオイヌノフグリ 撮影に 気を取られたら 踏んでいた ナズナとヒメオドリコソウ でも また立ち上がる 皆 たくましいね コハコベにノゲシ 『スズメノカタビラ』↑ 雑草と一括りにされるけど よく見ると 皆 綺麗だね 時に彼等は 柔らかな お布団になって 我々を心地の良い眠りに 誘ってくれるようだ

    雑草と言う勿れ - 硝子の瞳と猫と
    uribouwataru
    uribouwataru 2024/02/19
    自然の中の植物は、どんな植物であっても人や動物と調和して生きているように思えます。私事ですが、2月末でブログをいったん休止します。目途が立てば再開したいと願っています。今までありがとうございました。
  • カラオケに行った - 硝子の瞳と猫と

    去年の春から 夫が風呂で歌を歌い始めた 防水機能のあるスピーカーを購入して スマホからBluetoothを 飛ばす 曲と一緒に歌えば 上手く聞こえるせいか 好きな曲を次々に 流している 人は実に 気持ち良さそうだ 部屋まで聞こえる歌声は お世辞にも 上手いとは言えない 時々外れる 音程とリズム まるで 鶏が絞め殺されているような高音域 「ご近所迷惑では?」と 心配になり 外に出て 隣家との境界線を歩いてみる 風呂場の窓の向こうは 尾根状になった 畑が広がるので 問題はない 距離の近い 隣家の居室は うちの風呂場の 反対側にあるので 開口部を閉めていれば 気にならない 音量だと思う 「人は分からんと思うけど 結構 歌ヒドイよ」 と 私が酷評すると 夫は憤慨して「実力を披露する」と カラオケに 連れて行かれた 何冊もある 分厚い電話帳のような曲リストから 目当ての歌を探して出して ナンバー

    カラオケに行った - 硝子の瞳と猫と
  • 小さな縁(エニシ) - 硝子の瞳と猫と

    意識していなかったのに いつの間にか家の中で その存在を 認めた生き物がいる 一つは 名前の分からない植物 『Googleレンズもお手上げの草 』 休みに日に 義母の見守りに出掛ける夫は 庭の花を 摘んで帰る 黄色い待宵草 空色の紫陽花 純白のノースポール 紅い椿 家にある花瓶に挿しては 玄関やリビングに飾った 小さな花は 空き瓶を使う しおれた花を棄てるうちに 季節は晩秋 飾る花の無い季節になった トイレの北向きの窓辺に 飾った花は とうに終わっていたが 花に紛れ込んでいた一の 草だけが生き残っていた 水替えだけで 生き延びているのは 重し代わりに入れた砂に しっかり根を下ろしていたから 北側の冬の窓は 結露が凍ってしまう程寒い 瓶から引っこ抜く予定だったのに 暖かいリビングの カウンターにお引っ越しした 「君の名前が分かるまで 付き合うことにするよ」 もう一つは 8月に見つけたクモの

    小さな縁(エニシ) - 硝子の瞳と猫と
    uribouwataru
    uribouwataru 2024/02/06
    微かな生の営みでも、穏やかに見つめることができると安心しますよね。とても癒される写真でした。
  • 前世占い - 硝子の瞳と猫と

    「何で流しの横に コップ置くん?」 対面キッチンの シンクに居た夫から 声を掛けられた 「コップは壊れやすいから 別にするの」 リビングでブログを読んでいた私は 画面から目を離さないまま 答えた 私は ガラスコップや陶器のカップは 流し台や洗い桶に置かず ワークトップ(作業台)に 並べている 流し台に置いていて 上から何かを落として 割った経験があるし 洗い桶で 油の付いた他の器と コップ類を一緒にするのも 嫌だった グラス類は最初に洗って 次に取り掛かるのが 私のやり方なのだ 「器は壊れるもんよ」 そう言いながら 夫は不満げに 洗い物を片付けていた 昔から夫は 台所周りを整理するのが好きだった 「これをこっちに置いた方が 絶対使い易い」 「こんなん使うん?要らんやろ」 「これ 賞味期限切れとるやん」 物を動かす 捨てる ダメ出しをする 近年 事作りは当番制にしたので “の聖域”荒

    前世占い - 硝子の瞳と猫と
  • 祠参り - 硝子の瞳と猫と

    日が暮れるのは 遅くなったと感じるが 夜は未だに 明けにくい 大寒なのに寒さが弱い 夜明け前 朝霧の濃い山道を チーと一緒に進む 月と星が隠れて 暗い道 乳白色の懐中電灯の光は 周囲を確認し難く いつもと違う道行きに 思える 闇の中に佇む 山城跡地の祠 いつもの通りに お参りをした際 小さな祠に 先週には無かった お賽銭が納められているのに 気が付いた 暗くて見えにくかったので 懐中電灯で照らしながら お賽銭の写真を 撮っていたら スマホ画面の中を 黒い影のような 太めの縦線が 何も 左から右へ横切って行った その瞬間に シャッターを押したのだけど 画像には 写っていなかった 「今のは 何だろう?」 しばし考え 小さな祠の中からの 「眩しいぞ💢」という 抗議だと解釈した 10円玉は「遠縁」=「縁が遠ざかる」から お賽銭にしない方が いいらしい そういう類いの 願掛けをしたとは思えないが

    祠参り - 硝子の瞳と猫と
    uribouwataru
    uribouwataru 2024/01/22
    厳かな雰囲気の祠ですね。椿?の花がとてもきれいです。
  • ヘバーデン結節 - 硝子の瞳と猫と

    昔弾いていた アコースティックギターを クローゼットから 引っ張り出して 去年の夏から 弾き始めた 金属弦を押さえる 左手の指先に 固いタコが 出来る頃には 手書きの歌の 懐かしい曲を 楽しく歌えるように なっていた しかし 何度も弾くうちに感じる違和感 「和音が濁っている」 違和感の正体は 弦を押さえる指先にあった 指先が 他の弦に触れたり 押さえが 中途半端だったり 音が綺麗に出ていない コード(和音)があった 昔は 感じたことがなかったが 左手の第一関節が 曲がりにくい 節くれだった 小指と人差し指の先は 明らかに 外側に曲がっているし 薬指の指先は きっちり曲がらない 6弦から1弦を ピックで上下に弾くストロークは 「汚い音」が 耳について凹む 一の弦を指で弾く アルペジオは 僅かな時間差で 指をずらして押さえ直せるので 綺麗に音が出せて 気分が良い そんな凹凸の繰り返し

    ヘバーデン結節 - 硝子の瞳と猫と
  • 影 - 硝子の瞳と猫と

    お天道様が空に居ないと 地上は暗い 月の光は淡く優しいけれど 朧気で心細い 灯りが失われると 魔物が現れそうで怖い 闇の中で 光と影を楽しむ遊びがある 中国で 紀元前200年頃の伝説に登場した「影戯」 日では 江戸時代「指影絵」「手影絵」と 文献にある 狐 ╱鳩 ╱ヤカン 懐中電灯と手が有れば出来る 大きな手 小さな手 人と想像力が集まれば 物語りも出来るだろう 『何の影でしょう?』 子供の頃 小学校の校庭で 学校の帰り道で 友達と 影踏みをしたっけ オニに踏まれないように しゃがんだり 塀の影に隠れたりした 道具はいらない 光が有れば 体一つで出来る遊び 今の子供達も 「影踏み」しているのかな 『落ち葉╱ チーちゃん╱ 野草』でした

    影 - 硝子の瞳と猫と
  • 2023年の締めくくり - 硝子の瞳と猫と

    2023年も 残り一日となった 年内最後は どんな記事にしようかと思いながら 投稿した記事を 振り返ってみた 今年からやり始めて 今も継続している事がある 一つは「アコースティック ギター」 此方は 新年の記事に回して もう一つの「山城跡地の祠参り」で 2023年を締め括ろうと思います 6月上旬に 偶然見つけた 瓦製の祠 週末 雨天でなければ 愛犬チーと一緒に足を運んだ 正直「しんどい」と 思う日もあった ただ 早朝の山道を登り始めると 五感のうちの 味覚を除いた残りの感覚と 心身が目覚め始め 次第に心地よくなる sakutamatengo.hatenablog.com 木立に囲まれた祠 ティンシャを鳴らして手を合わせる お線香の小さな赤い火が 静かに時間を刻む 砦のような山城でも 時は戦国時代 落城の際に 死者が出ただろう事は 想像に難くない その跡地を撮影するのは 控えていたが 記録と

    2023年の締めくくり - 硝子の瞳と猫と
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    uribouwataru 2023/12/31
    写真すごいです。雰囲気がダイレクトに伝わって来ます~
  • カメが手を擦り足をする - 硝子の瞳と猫と

    終業時間 5分前 仕事に目処をつけ ちょっと気が緩み始めた その時 「★△♯∞⚂↺☆ー!」 背後から 甲高い叫び声 驚いて振り向くと 「来た来た」「居る居る」 「来た来た」「居る居る」 Sさんが 椅子から立ち上がり オルゴールの 回転バレリーナ人形のように くるくる 回っている 『おいおい 大丈夫かぁ?!』 隣の席の Tさんが 「終業ギリの奇声は やめて下さいよ~ 心臓痛ーい」 そう言いながら S さんの頭の先から 足元まで見た上で 「大丈夫 カメムシは付いていませんよ」 そう言われて バレリーナの回転は止まったが 「(羽音が耳元で)ブ~ンっていった ブ~ンっていった」 「何処行った 何処行った」 あちこちに 視線を彷徨わせながら パニッくっている 「テトはおらんって」 そう声かけした私を いきなり指差して 「そこにおる!」 目がマジで 怖いんですけど sakutamatengo.hate

    カメが手を擦り足をする - 硝子の瞳と猫と
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    uribouwataru 2023/12/25
    冬の寒空にカメムシ君が、窓辺をうろちょろしていると少しかわいそうになります。でも苦手な人にとっては、いやなモノなのでしょうね。
  • スキスキスキスキー - 硝子の瞳と猫と

    朝 外で洗濯物を干していたら 突然 声がした 「スキ スキ スキ スキー」 Wow めっちゃ嬉しくなって 「私もスキ スキ スキ スキ スキー」 と返すと もう一度 「スキ スキ スキ スキー」 庭のエゴノキから 高く澄んだ声が 応じる すっかり葉を落として 枝だけなのに 声の主が 見つけられない それでも 写真を撮れればと思い スマホを取りに行っている間に 移動してしまい 今度はお隣のミズキの木から 聞こえた 散歩中に 野鳥の美声を聞いて その名前を 知りたいと思う事が 今まで 何度もあった しかし 鳴き声が複雑で速く 聞き取れない 文字にしないと 検索が出来なくて諦めていた 『↑シジュウカラ』 今回は 簡単に聞き取れたので調べると 声の主は「シジュウカラ」と 判明した 「ピーチ ピーチ ピーチ ピーチ」と 聞こえる声も 「スキ スキ スキ スキー」も 警戒している声のようだ なぁ~んだ

    スキスキスキスキー - 硝子の瞳と猫と
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    uribouwataru 2023/12/18
    すてきな声に聞こえるのっていいですね。最後の写真、心がなごみます。
  • 過疎地にやって来た パン屋さん - 硝子の瞳と猫と

    土曜日に 歯医者に行った その日が治療最終日で 歯のクリーニングを終えた後 口内を簡単に診た先生は 私の地元の話題を 振ってきた 「○○にパン屋さんが オープンしたようですね」 ○○は 地域資源活用施設として 田舎料理のレストランが あったのだが 利用者減少で 3年前に閉店していた そのパン屋さんは 有名観光地からの 移転と聞いて 興味津々 お昼は過ぎていたが 早速帰りに寄ってみた 自宅を通り過ぎて10分 国道を右折して 駐車場に向かう 催事がある時 花見の時期以外は 閑散としていた駐車場は 満車に近い状態で驚いた バイキングのレストランは 小洒落たカフェレストランになっていた カフェの入口のテーブルに 籠に並べられて パンが売られているはずだが 全て売り切れていた テイクアウトのコーヒーを 注文して 店主らしい女性に 「パンの売り切れ」を嘆くと 今朝 テレビの生放送で紹介されてから 地元

    過疎地にやって来た パン屋さん - 硝子の瞳と猫と
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    uribouwataru 2023/12/11
    田園地帯の中で自然に囲まれて食べてみたいパンですね。
  • 『テトちゃうやろ!?』 - 硝子の瞳と猫と

    ようやく冬らしい気温になり始めた 11月の下旬 室内が暖かくなり始める 職場のお昼前 「私ちゃん テトが肩に乗っとるよ」 後ろのデスクから 声を掛けられた 「!?(タイトル通り).....」 私は作業の手を止めて キャスター付きの椅子を 後のデスクに向けて スーっと滑らせ 背中を向けたまま 「取って」と お願いした 「無理無理無理」 S2さんに即座に拒否された 仕方がないので 椅子からゆっくり立ち上がり 更に後部デスクの S1さんのところまで移動して 「取って」と 又背中を向けたまま お願いした 彼女は 手慣れた様子で 布製のガムテープを 5cmくらい千切ると 軽く私の背中に 押し当てた 「取れたよ」 そう言いながら ガムテープを折り畳んで ゴミ箱に放り込んだ 「ありがとう」 お礼を言いながら S 2さんを振り返り 「全っっっ然 似てないけど 何でテトなのよ?」 「肩に停まってる姿が 茶色

    『テトちゃうやろ!?』 - 硝子の瞳と猫と
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    uribouwataru 2023/12/06
    結構いるのですね。びっくりです。
  • お供えリクエスト - 硝子の瞳と猫と

    自宅の 程近い山の頂上付近に 安土桃山時代に落城した 山城跡地がある 今年の6月に 木々に囲まれた跡地の中に 祠が有ることを知ってから 愛犬チーの散歩がてら 週末にお参りを始めた 行く道すがら シキミと四季折々の花を調達し 秋には拾った栗を 時には 家にある果物を持参した 祠の左側 朝日が差し始める 11/5 先日 周囲では見当たらない 柿の木の葉が 祠の前に落ちていたのが 不思議で ずっと気になっていた 「誰かが 柿の葉寿司をべたのでは」と いう クスッと笑えるブコメを もらったのだが 突然 ある考え(妄想)が 浮かんだ これは「柿を 又べたい」と いう 仏様からの『お供えリクエスト』だったのではないのか 大きな葉と小さな葉は 大きな祠と小さな祠からのメッセージ どちらの仏様も 柿をご所望なのだろう 11/12綺麗な柿の葉 11/25の枯れた葉 この伝達方法は 奥ゆかし過ぎて 私には

    お供えリクエスト - 硝子の瞳と猫と
  • 早朝のチー散歩 - 硝子の瞳と猫と

    週末のチー散歩は のんびりペース 日曜日は 山城跡地の祠にお参りするので 早朝まだ暗いうちに 家を出る 懐中電灯片手に 山道を歩く LED のライトは白く 切り裂くように 道を照らす 逆に周囲の影は 深くなる スポットライトで 煌めくのは 降りだした小雨 雨粒が キラキラ 遊歩道近くの蛇口の水も キラキラ 暗くないと この光のショーは見られない 祠の前に 紅葉した葉が二枚落ちていた 柿の葉っぱのようだ しかし この雑木林や遊歩道周辺に 柿の木は無い 蒼とした林の奥まで 風で飛んできたとも 思えない 鳥だろうか? 不思議な話 すっかり明るくなった 帰り道 昨日の強風で飛ばされた たくさんの枯れ葉や小枝が落ちている アスファルトの道が ふかふかで歩きやすい 暗い往路では見えなかった 鮮やかな色に出会う ドウダンツツジ と ヒヨドリジョウゴ カラスウリの熟すまでの変化が 同じ日に見られるのは

    早朝のチー散歩 - 硝子の瞳と猫と
    uribouwataru
    uribouwataru 2023/11/21
    晩秋のたたずまいを感じますね。
  • 急いては事を仕損じる - 硝子の瞳と猫と

    去年の秋 私はマイナンバーカードを作った 切っ掛けは マイナーポイント欲しさだったが 正直 必要性をあまり感じていなかったので 気が付けば 締め切り最終日になっていて 慌ただしく ネットで登録申請をした 問題は人の写真 居間の白っぽい壁を背景に 自撮り写真を撮る しかし 何度撮っても気に入らない お化粧しても イマイチ 髪を纏めたり 下ろしたり 広島カープのユニでも 映えない 「何でこんな老け顔に映るんだ!」 スマホに 怒り心頭の私に 「まんまじゃん」 スマホを見た夫が ゲラゲラ笑う 『そんなわけあるかい』 心の中で 反論する 『洗面所の鏡では もっとマシやぞ』 あの鏡は魔女の鏡か? 「こんなの私じゃない💢画像」を 仕方なく送信したが 市役所で すんなり受け取れたから 違和感が無い写真なのだろう 私は受け取った マイナンバーカードの 顔写真部分を 黒く塗り潰したい衝動を押さえて 引き出

    急いては事を仕損じる - 硝子の瞳と猫と
  • クサギの変容 - 硝子の瞳と猫と

    チーの散歩で 山道を歩くと いろいろな花と出会う 金平糖みたいなウナギツカミ と 苦いセンブリ 可愛らしい蕾から 美しい花を ほんのひととき 咲かせる たとえ小さな花でも 人の視線を奪う 一番華やかな時期 この頃の祠の献花ノコンギク と 私を見下ろすセイタカアワダチソウ 季節の移ろいと共に 花は散り やがて 簡素な種を実らせる 白い花を開花させた ミズキとウバユリの実 クサギは その過程が目立つ花だ クサギの蕾 蕾から星形の花が飛び出す 星形の花が枯れてしまった後 実の色は瑠璃色から藍色に変わる 去年 この綺麗な実を見た時 何の実か調べてみた 白い花のクサギと 分かっても 信じられなかった 植物の変容を確かめる為 一年を要したが 私には 楽しい待ち時間だった

    クサギの変容 - 硝子の瞳と猫と
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    uribouwataru 2023/10/30
    可憐な花ですね。
  • 懐かしいCM - 硝子の瞳と猫と

    義母が観ているテレビ放送は いつもNHK だ 実母もそうだった 民放の番組は 出演者が早口で 何を言ったのか聞き取れない上 番組の途中でCM が入ると その前の内容を 忘れてしまうから困るという 『CM も面白いんだけどね』と 思ったものの はてさて 最近のCM で印象に残るものが無い この頃 ふとCMのキャッチコピーが 頭に浮かんだり ぼんやりした時に 口ずさむ歌が有る どちらも サントリーの昔のCM 山紫水明の景色と共に どんな風に ピュアモルトが作られるか 久石譲さん作曲の ピアノをBGMに 落ち着いた ナレーションが流れる そして エンディング 「何も足さない。 何も引かない。」 1995年頃の「山崎」という ウイスキーのCM なのだが とても心に残る 素材だけで勝負する ありのままが良いという 矜持を感じる コピーライター西村佳也さんの 文言が秀逸だった もう一つ 1982年のワ

    懐かしいCM - 硝子の瞳と猫と
    uribouwataru
    uribouwataru 2023/10/15
    私も結構サントリーのCM覚えています。前後の番組と相まって印象に焼き付いているのでしょうね。
  • 僕らはみんな生きている - 硝子の瞳と猫と

    週末のチー散歩は 雨にならなければ 山城跡地の 祠参りをしている 6月から始めた 私達のルーティン 他にお参りをする者など 無いように思われたが お盆には ちゃんと参拝者が来られていた 城主の末裔の方だろうか 祠周囲の落ち葉が 掃き清められ お酒とたくさんのシキミが 供えられていた きっと お彼岸とお盆には お参りをされるのだろう この祠が 忘れ去られていた訳ではないと 胸を撫で下ろした 木々に囲まれた山城跡地と その周辺には 小さな生き物達が 住んでいる 祠を上るザトウムシ (盲目に近いから座頭虫) 来は8ある足が これには6しかない 何らかのアクシデントに 遭遇したのだろう 蜘蛛よりもダニに近い種です キラキラ光るCD のような 見事な蜘蛛の巣 巣の構成には 個体差があるようだ 一筆書きのように見えるのが 面白い 木の枝から垂れ下がる 一筋の蜘蛛の糸 その先に 一片の葉っぱや 花

    僕らはみんな生きている - 硝子の瞳と猫と
    uribouwataru
    uribouwataru 2023/08/28
    秋の訪れを感じますね。祠、懐かしい感じがします。
  • 古いギター 鳴る ! - 硝子の瞳と猫と

    長い間 納戸に仕舞っていた アコースティックギターを ブログ記事掲載の為 取り出したのは5月だった 弦も張らず ふれることすらせず 30年以上ほったらかしにしていた 「また 弾いてみたい」そう思ったものの フレットに 薄黄色い錆が浮かんでいた これでは 金属弦は張れない SNS で手入れの仕方を調べた 後は 必要な物をネットで 購入するだけなのだが 何だか味気なくて 気が進まない 結局 失敗も怖くて お店に出向く事にした 一番近い楽器店は 商業施設に有る 島村楽器なのだが 白く綺麗なショーウィンドウに クラシック重点のような 高級感が溢れていて 私には敷居が高い 商店街の一角に有る 小さなお店に入ると 所狭しとギターが並んでいて めっちゃギター好きの 店員さんに 教わりながら 商品を選ぶ そんなのが いいな そこで「ギター専門店」を検索してみたら 驚く程 近くに有った 私は通勤時 そのお店

    古いギター 鳴る ! - 硝子の瞳と猫と
    uribouwataru
    uribouwataru 2023/08/22
    復活したギター、奏でるのが楽しみですね。