今のぼくは、 最低限の収入分だけ働き、 週4日ないし5日は休息の日としている。 休みの日は大きく息を吸いながら、 時間の流れを感じつつ、 自分の療養に満喫している。 しかし、 療養の中身は幅が広い。 身体的障害、精神的障害にとどまらず、 自分自身の中にある繊細で脆い心、人目に怯える気持ち、一喜一憂しては、周りの物事に振り回される生き方も好きではなかった。どんな出来事があっても動じず、波風が強くても、いつも凪でいられる心がほしかった。 そして、療養を始めて1年と半年、気づけばこれらの問題の一つ一つが解消されている事に気付かされた。思いもよらない事実に驚きながらも、今生きている自分が、かつての弱い自分ではないことを確信することができた。 そこには限られた社会との接点の中で、常に自分の心と、人の心を対比し意識し続けていた事が理由かもしれない。人が人を動かし、人が人に従う。口から出る言葉とその人の