最新の音声合成技術を電子書籍やスマートフォンなどで活用する新サービスの可能性を模索するセミナーが16日、東京都内で開かれた。音声合成エンジンAITalk(エーアイトーク)を開発するエーアイが主催した。 セミナーでは、人気タレントや自分の肉声からテキスト読み上げなどに活用できる合成音声を、誰でも自由に制作できる同社の高品質音声合成エンジンAITalkの最新活用事例や音声キャラクターの聞き比べなどが実演されたほか、日本電子出版協会(JEPA)副会長の下川和男さん=写真=や電通ビジネス統括局の魚住高志さんが音声合成技術のビジネスチャンスなどについて展望した。 音声合成技術は公共交通機関の車内アナウンスやカーナビ、視覚障害者用のパソコン画面読み上げソフト(スクリーンリーダー)などで利用されている。また、iPodやiPad、Kindleなどのオーディオコンテンツの再生機能を搭載している携帯端末や、運