プロジェクト・ビルド・ツールApache Maven2がついにリリースされた。 以前,本連載で紹介したMavenの新バージョンである(関連記事,「【Jakarta/Apacheウォッチ】第2回 Javaビルド環境の標準はAntからMavenへ」)。新バージョンでは,旧バージョンの弱点の克服や機能強化などが行われ,よりいっそう強力なビルド・ツールとなった。今回は,新しいMavenを紹介する。 プロジェクト管理ツールとしての機能を備える Maven は,Antやmakeなどと同様にプログラムのコンパイルやテスト,パッケージングなどを行うビルド・ツールだ。しかし,Mavenが提供する機能はそれだけにはとどまらず,開発プロジェクトに関する様々な情報を管理することが可能だ。プロジェクト管理ツールとしての機能を備えていると言える(注)。 注)ここで言うプロジェクト管理とは,システム開発プロジェクトにお
プロジェクト概要 このプロジェクトではWebを使った業務アプリケーションを開発した。期間は6カ月、初めは10人でスタートし、ピーク時の人数は17、8人だった。若手が中心で、アジャイル開発が初めてのメンバーがほとんどである。プラットフォームはJ2EE、OSはLinux、データベースはOracle、アプリケーション・サーバはTomcat。StrutsとHibernateとSpringフレームワークを使用している。HibernateとSpringに関しては社内で調査していたので、技術者はそろっていた状態だった。 実践したプラクティス このプロジェクトではXPやスクラムといった既存のプロセスを意識せず、自分たちなりにアジリティを持って開発していくにはどうすればいいかということを考え、プロジェクト前にプロセスの組み立てを行った。イテレーションは2週間で、以下のようなプラクティスを実践した。XPに含ま
oltio曰く、"GNOME のユーザビリティについて議論するメーリングリスト上で、Till Kamppeter が投稿した、GNOME の印刷ダイアログの設計について意見を募ったメールに対し、Linus Torvalds が「KDE へ乗り換えることを勧める」旨の発言を返し、それが発端となって激しい議論の応酬が続いている。 12月13日の Till Kamppeter のメールでは、印刷ダイアログに PPD で規定される各種設定項目を表示したいという提案がGNOME のユーザビリティチームに反対された、という話を伝えており、続けて 「そうした設定項目はダイアログを複雑にし、ユーザーを混乱させる」という GNOME 側の主張を載せている。それに対し Linus Tovalds は「KDEに乗り換えろ」「GNOME の『ユーザーは馬鹿だから混乱するに違いない』式の認識は病的だ」と主張。 その
File アクセス時における Unicode の取り扱いについて 遅ればせながら、産総研グリッド研究センター 高木浩光さんによる「安全なWebアプリ開発の鉄則2005」を読んだ。 その中に実は全く認識していなかった問題があったので、Java の環境で実際に起こり得るのか確かめてみた。 「安全なWebアプリ開発の鉄則」の 2005 年度版は Web 上で公開されていないようなので、↓は 2004 年度版へのリンク。 同様の記述は既に記載されている。 安全なWebアプリ開発の鉄則2004 http://www.nic.ad.jp/ja/materials/iw/2004/proceedings/T5.pdf 実験内容 "c:\tmp\dummy.txt\u0000.html" というファイルを読み込んだ際に、ファイルシステム上で実際に読み込まれるのはどのファイルなのかをチェックする。 拡張子を
随分と時間が経ってしまいましたが、自分用のメモも兼ねて JavaOneTokyoのセッション関連記事をちょこちょこと書いて おきたいと思います。 サーブレットスペックリードの吉田豊氏によるAjaxとJSFに 関するセッションは旬の話題ということもあり大盛況でした。 セッションはXMLHttpRequestオブジェクトを使って、テキスト ボックスに入力された文字を元に検索候補を表示させるという シナリオ(Google Suggestみたいなもの)を主な題材にしての 解説でした。 [Ajaxが適している利用場面] まずAjaxが適していると思われるケースとして以下が挙げられていました。 ・オートコンプリート ・Master&Detailタイプの画面 ・部分的なサブミット処理 ・入力チェック(バリデーション) ・大量データをページに分けて表示するSHリ ・定期的なデータの更新チェック 「Ajax
Tech総研の編集長、前川さんのブログに、上司は、なぜ若手を育てられないのかという記事が出ています。若手は上司に不満があり、上司が若手をもてあましている実態について書かれており、会社でその「上司」の立場にいる自分としては、うなずけるところも多いです。 前川編集長は上司の教育に活路を見出しています。一面ではたしかにそういう解決策がありでしょう。しかし私は、会社や上司になんとかしてもらおうとしている若手社員にも不満を感じました。 私が就職したのは、ちょうどメインフレームからのダウンサイジングが立ち上がろうという時期でした。PCのOS/2やWindows上での開発は、先輩たちにとっても未知の領域だったので、技術的な方面ではほとんど頼りになりませんでした。かわりに頼ったのが、パソコン通信で知り合った社外人脈です。フリーソフトウェアの開発を通し、お互いに研鑽しあう中で、プログラミングのスキルを磨
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