(ブルームバーグ): 米国では新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)期間に貯えられた余剰貯蓄が所得上位20%を除くすべての層で底をつき、手元資金がコロナ流行前の水準を下回ったことが、米連邦準備制度理事会(FRB)の最新の家計調査から分かった。 FRBの調査によると、貯蓄(実質ベース)はすべての所得層で2021年のピークから減少。しかし所得上位20%の世帯は、コロナ流行前の水準をまだ8%ほど上回っている。対照的に所得下位40%の世帯では、流行前と比べ8%減少。上位20%と下位40%の間に位置し、一般に米国の中間層に相当する層では、貯蓄が4-6月(第2四半期)に流行前の水準を割り込んだ。
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