日銀は、大規模な金融緩和策など過去25年間の金融政策を分析する「多角的レビュー」の一環として、4日、初めて外部の有識者を招いた討論会を開きます。 日銀はことし4月、日本経済がデフレに陥ってから過去25年間にわたって続けてきたいわゆる非伝統的な金融政策について、その効果と副作用を分析する「多角的レビュー」を実施することを決め、これに沿ってさまざまな分析を続けています。 このうち、今月1日に公表した債券市場で取り引きが円滑に行われているかを分析した調査では、2013年に黒田前総裁のもとで始まった異次元緩和や、2016年に導入したマイナス金利政策によって、取り引きの円滑さを示す「機能度」が低下したという結果を示しています。 そして4日、初めて外部の有識者を招いた討論会を開きます。 テーマは、「非伝統的金融政策の効果と副作用」で、外部の有識者として東短リサーチの加藤出チーフエコノミストや慶応義塾大