「不動産業界は負の側面が多く、特に仲介はひどい。ユーザーが置き去りにされ、情報の非対称性を利用して飯を食っている人ばかり。ここにITを持ち込めば、イノベーションが起きる余地がある」――そう語るのは、オンライン接客型の賃貸仲介サービス「ietty」を運営するietty代表取締役の小川泰平氏だ。 家を引っ越す際、多くの人は街の不動産屋に足を運ぶと思うが、そこで勧められた物件が本当に自分の満足する物件なのか、また入居時に支払う高額な初期費用が適切な金額なのかを知ることは難しく、疑問を持ったまま契約してしまったという人もいるだろう。 実際、すでにない物件をウェブサイトに掲載し、来店者には「先ほど決まってしまった」と伝えて、別の物件を案内する“ある呼び”という業界用語は日常的に使われている。また、管理会社や大家から広告料(AD)が入る物件もあり、できるだけAD物件から先に入居させたいと考えている不動
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