2月の3連休は日本に強い寒気が流れ込み、北海道の陸別町では-31.8℃を記録しました。このような寒い時期になると見られるのがダイヤモンドダスト。 ダイヤモンドダストは、空気中の水蒸気が急速に冷却されると発生しますが、いくつもの気象条件がそろわないと見ることができません。気温は-10℃以下。天気は快晴。そして、風がないことが必須です。 水蒸気が雲になる前に氷の粒になり、空中で舞い散ります。この氷の粒が日光に反射してキラキラと輝くことから、ダイヤモンドダストと命名されました。 北海道の幌加内町では、このダイヤモンドダストを「天使の囁き」にたとえています。雪と氷で閉ざされた世界。シンと静まりかえった明け方、日が昇るとともに見えてくるダイヤモンドダストが、雪の上にサラサラと落ちてくる様子に音があるとしたら、まるで天使の囁きのようだ、ということでこの名がつけられました。極寒の地ならではのロマンチック