以前は、息の詰まるような人混みのなかで足取りも遅々として進まなかった。今では気に障るものといえば、防護用マスクのみである。 アムステルダム国立美術館では、レンブラントの「夜警」に描かれている人よりも、その作品を見ている人の方が少なかったこともある。 スペインのビルバオにあるグッゲンハイム美術館では、入場券を今月購入すると、3ヶ月間有効の美術館メンバーシップが特典として付く。 世界中の美術館が、新型ウイルス流行の危機を何とか乗り切ってきた。UNESCO(国連教育科学文化機関)によると、8館中1館が完全に閉鎖することを余儀なくされる見込みだという。ヨーロッパでは、1ヶ月で220万ドル以上の損失を出している主要施設もある。 ヨーロッパ域内の主な美術館はさらに、着々と再開を始めるだろう。 スペインのマドリッドでは、プラド美術館やソフィア王妃芸術センターが6月6日に再開された。 フランスのパリでは、
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