府教委vs市教委 泥沼バトルに橋下市長激高 協議を終え取材に応じる(左から)陰山大阪府教委委員長、松井大阪府知事、橋下大阪市長、長谷川大阪市教委委員長 大阪市立桜宮高の男子生徒自殺問題で、同校体育系学科の今春の募集中止を受けた大阪府市の対応を協議する会議が24日、大阪市役所で行われた。ここで、両教育委員会のトップが批判の応酬を繰り広げ、市教委の長谷川恵一委員長(65)が府教委に協力要請しないとヘソを曲げる“場外バトル”が勃発。いったんはなだめ役に回った橋下徹市長(43)も、結局は長谷川委員長にダメ出しするなど、府市の教育行政の亀裂を公開してしまった。 会議では、市側が体育科入学を希望する受験生の受け皿として、府立高体育科の定員増を府側に要請。松井知事は「オール大阪でやりましょう」と応じたが、府教委の陰山英男委員長(54)は要請を受けるとした上で「改革案は真摯(しんし)な反省が感じられない」