中東の衛星テレビ、アルジャジーラは、リビアのかつての最高指導者、カダフィ大佐が20日、出身地の同国中部シルトで拘束されたと伝えた。 ロイター通信によると、拘束されたリビアのカダフィ大佐は両脚を負傷しているという。また一部には死亡したとの情報もある。 リビアの反カダフィ派は20日、シルトを制圧。これにより、リビア全土が事実上制圧された。 ロイター通信は、シルト攻略に成功した反カダフィ派高官が、電話インタビューで「両脚を負傷し、救急車で搬送された」と話したと伝えた。 一方、米国務省報道官は20日、拘束を確認できていないと述べた。 カダフィ大佐は1942年生まれ。遊牧民出身で、69年9月1日、無血クーデターでイドリス国王を追放し軍事政権を樹立。欧米に対する強硬姿勢から「アラブの狂犬」と呼ばれた。11年8月23日、居住していた首都トリポリの政権中枢を反カダフィ派に制圧され、逃亡していた。穴から「撃