沖縄県宮古島への陸上自衛隊ミサイル部隊の配備計画を巡り、防衛省が十月から、島内で迫撃砲弾や中距離多目的誘導弾などを保管する弾薬庫の建設に着手する方針であることが、関係者への取材で分かった。
〈戦後77年 戦争遺跡を歩く〉西古見砲台跡=鹿児島県瀬戸内町 旧陸軍は1921(大正10)年、奄美大島南端の西古見地区で、大島海峡西入り口の守りの要となる西古見砲台の建設に着手した。敵艦の方向や距離を把握し、砲台に電話で連絡する「掩蓋(えんがい)式観測所」2カ所、砲側庫(弾薬庫)や兵舎、桟橋跡を確認できる。 砲台陣地は敵艦から特定されにくい場所にあった。曲射砲の一種で、放物線を描いて敵を攻撃する28センチりゅう弾砲4門を据えた。社会教育課の鼎(かなえ)丈太郎さんは「敵に攻められない分、相手の姿も見えない。標的をきちんと捕らえる“目”が必要だった」と観測所の重要性を指摘する。 主観測所とされる第2観測所は大島海峡や東シナ海を望む高台にある。円形の鉄筋コンクリート造り一部2階建て。上部や周辺をソテツなどで覆い、カムフラージュしていた。 1階内部(幅3メートル、奥行き5.7メートル、高さ2メート
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