万葉集にも詠まれた広島県福山市の景勝地・鞆の浦の埋め立て・架橋事業を巡り、計画に反対する住民らが県に埋め立て差し止めを求めた訴訟の判決が10月1日、広島地裁で言い渡される。 鞆の浦に滞在し、映画「崖(がけ)の上のポニョ」の構想を練ったという宮崎駿監督(68)が、判決を前に読売新聞のインタビューに応じ、開発か、景観保護かで揺れる鞆の町への思いを語った。(諏訪智史) ◇ スタジオジブリの社員旅行で初めて鞆の浦を訪れた時、たまたま泊まったのが崖の上の家だった。(ポニョの制作を前に)その家が気になって、2005年2月から約2か月間、滞在した。 家の窓から海の景色を毎日見ていて、海に色々な表情があることがわかっておもしろかった。鞆の浦に行かなければ、ああいう映画にはならなかったと思う。 埋め立て・架橋事業については、自分なりの考えは持っているけれど、賛成か反対かを主張する気はない。地元の人たちが決め
広島県福山市の「鞆(とも)の浦」埋め立て・架橋計画をめぐり、金子国土交通相が事業を進めるには「国民の同意が必要」と同市に指摘していた問題で、市は18日、事業を幅広く県内外にPRしたり、国、県との調整を行ったりする担当課長を新年度から設ける方針を明らかにした。 県と福山市が交通混雑の解消などを目的に計画を進めてきたが、埋め立てを認可する金子国交相が1月末、慎重姿勢を表明。藤田雄山知事や同市の羽田皓(あきら)市長らが情報発信のあり方を検討していた。担当課長の下に次長と課員数人を置く予定。これまでは港湾河川課など複数の部署が住民への説明などを担当していた。
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