■不祥事防止へ 県教委が配布 県教委が配った不祥事防止の手引きに、現場の先生たちが不信感を募らせている。事細かな自己診断や決意表明を求める内容に、違和感が募るようだ。「できることはすべてやるしかない」と理解を求める県教委。教え子たちの信頼を守りたい思いは同じはずだが、かえって現場に疲弊をもたらしかねないと教育の専門家は懸念する。 ■高校の50代「子ども扱い」 教職員の不祥事が昨年あった県内のある学校では16日、手引きが届いてすぐに定例の職員会議をもった。放課後1時間の会議のうち45分が不祥事対策だった。 「冊子は常に見えるところに置いて、自問自答してほしい」と校長が求め、教職員それぞれが手引きに決意を書き込んだ。「たった1人の不祥事で全信頼が失われることを再認識した」「もう2度と子どもたちの涙を見たくない」 昨年の不祥事後、「飲酒を伴う打ち上げは、休日の前に行った」「児童が不快な
◆731部隊 関連に注目/「人体標本埋められた」証言、国動かす 1989年に大量の人骨が見つかった新宿区戸山の旧陸軍軍医学校跡地で、厚生労働省は21日、「終戦後、人体標本が埋められた」という軍医学校関係者の証言に基づく初めての発掘調査を始めた。戦時中に中国で細菌や毒物を使った生体実験をしたとされる、関東軍防疫給水部(七三一部隊)の日本における研究拠点があったとみられる場所の一角という。 (武井宏之) 調査するのは、都立戸山公園に隣接する国有地約3千平方メートル。現在の国立感染症研究所を建設工事中の89年に偶然、100体分以上とみられる人骨が掘り出された場所の約250メートル西に当たる。 調査は重機を使った試掘から始まった。試掘は6カ所で行い、それぞれ一辺が11メートルと8メートルの長方形に掘り進め、人骨が出土するかを確かめる。旧尾張藩の屋敷跡のため、江戸期の埋蔵文化財を傷つけないよ
九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)の長崎延伸が先送りになった。馬淵澄夫国土交通相が21日、整備新幹線の諫早―長崎間(21キロ)など未着工3区間について年内の着工判断を見送ったからだ。財源をはじめ、国から課された条件のハードルも高く、今後の展望は開けない。 長崎新幹線の延伸については、その前提となる長崎駅の整備を自民党政権が進める方針だったが、政権交代で白紙撤回された。さらに前原誠司・前国交相は昨年12月、着工の基本5条件を挙げ、これをクリアしない限り、新規着工を認めないとした。 特に難関なのが安定財源の確保だ。長崎・佐賀両県をはじめ、新幹線延伸を求める各自治体は来年度の政府予算の歳入不足を補う財源として、独立行政法人鉄道・運輸機構の利益剰余金を整備新幹線の建設費に回すよう国に要請を重ねてきた。 だが、国が21日下した決定は、大半の剰余金の国庫返納だった。長崎県の中村法道知事は記者会
現役復帰する華蔵寺公園遊園地(伊勢崎市)のC61形蒸気機関車=写真=の展示期間が11日までと決まった。大宮総合車両センター(さいたま市)での復帰作業に向けて19日に搬出される。 C61は1949年に製造され、東北、奥羽、常磐の各線などで活躍し、74年から同遊園地で展示されている。JR東日本は今後、約3億円かけて整備し、11年春から高崎―水上や高崎―横川で運行する予定だ。
■市、移設「できぬ」 糸魚川市のシンボルの一つ、JR糸魚川駅構内の「レンガ車庫」の解体が決定的になった。建物をそのまま駅南側の駐輪場予定地に移動させる「曳家(ひきや)」案を提示し全面保存を求めていた市民団体に対し、市は10日夕、北陸新幹線の建設工事に支障が出て実施できないとする結論を示した。今後は、部分切り取り保存に向けて双方で協議し、JR西日本に要請することになった。 (遠藤雄二) ◇ 1912年完成のレンガ車庫は貴重な鉄道施設として親しまれているが、建設中の北陸新幹線にかかる。保存を求めるレンガ車庫基金実行委員会(天井貞代表)は9月、約700トンあるレンガ車庫を鉄板に載せて、110メートル移動させる案を市に示した。 移動場所は、新幹線開業に伴って整備される南口広場脇の駐輪場予定地。8月に認定された世界ジオパークの発信拠点として展示や土産品販売、イベント会場などに使う計画を提案
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