印刷 7月いっぱいで解体されることになった本郷館。「私有地につき立ち入りを禁じます」との看板が立てられている=26日午後、東京都文京区本郷6丁目、北林写す7月いっぱいで解体されることになった本郷館。「私有地につき立ち入りを禁じます」との看板が立てられている=29日午後、東京都文京区本郷6丁目、北林写す7月いっぱいで解体されることになった本郷館=29日午後、東京都文京区本郷6丁目、北林写す 築106年の東京・本郷の下宿「本郷館」が7月いっぱいで取り壊されることになった。関東大震災や東京大空襲にも耐えたが、建物の老朽化が激しいとして家主側が解体を決定。かつての住人や建築家らがその姿を惜しんでいる。 本郷館は木造3階建て。1905(明治38)年、東京大学の正門から約200メートルほど離れた細い路地に建てられた。延べ床面積は約1500平方メートル、中庭を囲むように76室がある。風呂はなく、トイ