小谷野敦*1「『滝山コミューン』の衝撃」http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20110717 小谷野氏、原武史『滝山コミューン』について語る。 これを読んで、小谷野氏と原氏と俺には或る共通点があることに気づく。1年くらいの時差を伴った略同時期に東京郊外、つまり市外局番が04の地域で育っていることだ。ただ小谷野氏と原氏は武蔵国であり、俺は下総国ではあるが。 さて、小谷野氏は「愕然としたのは、原が私と同い年で、その小学校時代のことを描いているのに、全然共感したり同時代性を感じたりすることがないからである」という。『滝山コミューン』という本を読んでいないので、論評は避ける。 「中学受験などということもまったく話題にならなかった」という。俺の場合はどうだったろう。小学生の俺はそもそも「四谷大塚」という塾の存在を知らなかったわけだが、「中学受験」というのは他人事でしか