脚本家の市川森一さん 死去 12月10日 9時45分 特撮番組の「ウルトラマン」シリーズや、大河ドラマ「黄金の日日」など多くの人気ドラマの脚本を手がけ、コメンテーターとしても活躍した脚本家の市川森一さんが、10日朝早く、肺がんのため亡くなりました。70歳でした。 市川さんは長崎県諌早市の出身で、子ども向けの特撮番組「快獣ブースカ」で脚本家としてデビューしたあと、「ウルトラセブン」や「傷だらけの天使」など多くの人気番組の脚本を手がけました。NHKの大河ドラマ「黄金の日々」や「山河燃ゆ」などの雄大なスケールの作品や、ドラマ「淋しいのはお前だけじゃない」などの人情ドラマで高い評価を受け、昭和63年に公開された映画「異人たちとの夏」では、日本アカデミー賞の最優秀脚本賞を受賞しました。市川さんは情報番組のコメンテーターとしても活躍したほか、日本放送作家協会の会長を務め、平成15年に放送文化賞を受賞し