大阪城公園の管理運営が来年度から民間任せになる。大阪市は25日から民間事業者の公募を開始。管理料は出さず、民間の知恵で収益を上げてもらう狙いだ。歴史や史跡に親しむ女性(歴女)によるブームもあり客足が好調な天守閣に加え、人気番組のロケ地も新たな目玉と期待する。 「民間にできることは民間に」という橋下徹市長の方針のもと、大阪市は大阪城公園の管理を企業やNPO法人に委ねる改正市公園条例を出し、5月の市議会で可決した。国土交通省によると、自治体が公園の管理を民間に委ねるのは全国的な流れだが、管理料を払わず自助努力に任せるのは「かなり珍しい」という。 大阪城の天守閣は現在、大阪市の関係団体が管理する。2012年度は延べ151万人が来場して約1億8900万円の収益があり、約1億3600万円が市に納付された。一方、市が直接管理している天守閣を除くエリアは、11年度の維持管理費が約2億4700万円。駐車場
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