奈良県は、南海トラフ地震などに備えた「奈良県大規模広域防災拠点整備基本計画」を策定し、五條市内に2,000メートル級の滑走路を整備する計画をまとめた。 奈良県は、2011年の紀伊半島大水害での経験や、今後発生が予想される南海トラフ地震などの大規模災害に備えるため、既存の広域防災拠点では不十分であるとして、大規模広域防災拠点の整備を検討していた。 有識者の意見なども踏まえ、奈良県内に限らず、紀伊半島エリアを広くカバーする「奈良県大規模広域防災拠点」を整備する。紀伊半島の中心に位置し、津波被害の心配がなく、京奈和自動車道や救急医療を担う医療施設の立地がある五條市に拠点を整備する。 大量かつ迅速な人員・物資の輸送を実現するため、最新の大型輸送機や多数のヘリコプターが離発着できる2,000メートル級滑走路や、1万人規模のベースキャンプなど高次機能を設けるとしている。2,000メートル級の滑走路では
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