NHKは公共放送として視聴者から集める受信料で運営されるため「料金が高い」「職員の給料が高すぎる」といったお金にまつわる批判を受けがち。なかでも最近、クローズアップされているのが、千億円単位で貯め込んでいる「剰余金」です。その批判を受けて、NHKは剰余金を受信料値下げのために取り崩すことを決定しました。 NHKは剰余金を約4224億円も貯め込む NHKは放送法を根拠に設立された特殊法人で、株式会社の資本金や財団法人の出資金のような資本はありません。また、視聴者から受け取った受信料を元に運営される形態は会員からの会費で運営する社団法人に近い形態といえます。 一般的な株式会社同様に、NHKも資産状況などをまとめた貸借対照表と損益を計算した損益計算書、さらには大規模法人に義務付けられているキャッシュフロー計算書を公開しています。また、NHKは本決算のほかに中間決算も公開しており、最新の決算書は2