RB勢はリカルドが11番グリッド、角田が14番グリッドからオーストリアGPの決勝レースをスタートさせた。2周目を終えた段階ではリカルドが12番手、角田は13番手。うまくいけば、ダブル入賞も不可能ではない、そんな状況に見えた。 そんな中リカルドは、ふたつ前のポジションを走るケビン・マグヌッセン(ハース)と共に、10周と予想よりもかなり早い段階で最初のピットストップを実施。一方で角田は第1スティントを引っ張り、21周を走ったところでピットに向かった。 新しいタイヤに履き替えれば、当然ペースが上がる。この上がったペースと、タイヤを履き替える前の遅いペースの差を活かしてポジションを上げることを”アンダーカット”と言う。リカルドはこのアンダーカットを成功させ、アルピーヌ勢の前に出ることに成功。2回目のピットストップも早めに入ることで、ポジションを守り9位入賞に繋げた。 角田は逆に、1回目のピットスト