世界3大レースのF1モナコ・グランプリ(GP)で、RBの角田裕毅(24)が強烈な存在感を発揮した。26日に行われた決勝で角田は同レースで自身初の入賞となる8位に躍進し、4ポイントを獲得した。モータースポーツジャーナリストの小倉茂徳氏(61)は、随所に見せた技術の高さを評価。一方で、物議を醸しているスタート直後の大クラッシュ劇の要因として〝モナコ特有の事情〟を指摘した。 角田は予選から速さを見せて8番グリッドに。まずはミディアムタイヤでスタートしたが、直後にケビン・マグヌッセン(ハース)やセルジオ・ペレス(レッドブル)などが絡む大クラッシュが発生。レースはすぐに赤旗中断となった。 赤旗による中断時は自由にタイヤ交換できるため、ほとんどのドライバーがここでピットストップ義務を消化して、残りの周回を走りきる戦略を選択。角田もタイヤを交換して、最も長持ちするハードタイヤに履き替えた。この際、24日