「性自認」明記を問題視 LGBT法案、新たなハードル―自民保守派 2023年03月25日20時33分 LGBTなど性的少数者の支援団体関係者と意見交換する岸田文雄首相(右)=2月17日、首相官邸 今国会の焦点の一つとなっている性的少数者(LGBTなど)理解増進法案を巡り、自民党保守派が「性自認」の文言が明記されることを問題視している。自身の性をどう認識するかで個人の権利を認めれば、社会の混乱が避けられないという主張からだ。そもそも保守派は「差別は許されない」とする規定にも反発しており、法案成立に向けた新たなハードルとなりかねない。 同性婚法制化、56%が賛成 LGBT法も過半数「成立を」―時事世論調査 「男性がゴルフ場の女性トイレに入ってきて、『私は女だ』ということで、トラブルがあった」。自民党の中曽根弘文元外相は2月下旬の二階派会合で「性自認」を取り上げてこう言及した。 中曽根氏は「性自