大阪市営地下鉄四つ橋線本町駅の男性助役(54)が、全面禁煙の駅構内で喫煙して火災報知機が作動し、列車が遅れた問題で、橋下徹市長は5日、この男性助役を懲戒免職にする方針を明らかにした。 助役が吸ったたばこは1本で、免職となれば、不服を申し立てることも予想されるが、橋下市長は法廷闘争も辞さない考えだ。 助役は3日朝、駅長室内で喫煙。火災報知機が作動し、4本が最大1分遅れ、約1000人に影響した。市営地下鉄では、喫煙が原因とされる火災が2月に御堂筋線梅田駅で発生し、市は2回にわたって全面禁煙の徹底を各駅に通知するなどしており、橋下市長は「緊張感が無く、許し難い」として厳しく対処することにした。