JR北海道が9日発表した2017年3月期の連結決算は、安全関連投資が過去最大に膨らむなかで一段と財務状況が悪化した。経常損益は103億円の赤字(前の期は54億円の黒字)と初めて赤字に転落。鉄道事業で生じる多額の赤字を経営安定基金の運用益で補う構造が限界を迎えつつある。同社が打ち出した不採算路線見直しの行方も不透明で、経営の厳しさが増している。9日、札幌市の本社で記者会見した小山俊幸常務は「グル
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センター試験が行われた翌日、新聞に「センター試験、タクシーで受験生送る」という見出しで、こんな記事が載った。要約するとこうだ。 1月14日朝、JR函館線の旭川発札幌行き特急スーパーカムイ10号が車両の不具合で運休し、JR北海道は滝川駅からこの特急で大学入試センター試験に向かう予定だった受験生7人を、タクシーで岩見沢市の試験会場に送った。 JR北海道によると、旭川市の旭川運転所で14日午前7時35分頃、信号機のトラブルが発生。 特急に乗る予定の受験生がいないか各駅の構内アナウンスで呼び掛け、滝川駅で7人が申し出た。 同社は後続列車では間に合わないと判断。タクシーを手配し、午前8時25分頃から順次、試験会場に送った。いずれも試験開始時間に間に合ったとみられるという。列車の料金は払い戻さず、タクシー代はJR北海道が負担した。 JR北海道の「神対応」はどうして実現したのか。滝川駅関係者はこう説明す
JR北海道は道内のすべての路線の収支を明らかにし、全区間で赤字となっていることを報告しました。 これは道が地域の公共交通機関のあり方を話し合うために開いた検討会でJR北海道が明らかにしたものです。 それによりますと、昨年度・平成26年度の本社の人件費や広告費などの管理費を含んだ路線の収支はすべての路線の区間で赤字で、その総額は400億円あまりとなっています。 赤字額が大きいところでは、函館線の函館駅と長万部駅の間で42億円あまり、根室線の帯広駅と釧路駅の間で32億円あまりにのぼっています。 このほか、函館線の小樽駅と札幌駅の間など札幌圏でも26億円あまりの赤字となっていて、利用者が多い路線や特急や貨物列車が走る主要な路線も赤字となっていることが明らかになりました。 この報告を受けて、有識者からは、JRは収益の改善のため、利便性を高めて利用促進を図る努力が求められるといった意見が出る一方、大
夏休み前から連日のようにJR北海道の事故がお茶の間をお騒がせしておりますこれはひとえに、国鉄分割民営化により知識と技術の継承が途切れたからです 今から26年前、1987年に国鉄は分割民営化されましたこの時、社員を目一杯抱え込んで発足したため、JR各社は長らく新規採用をやめましたこれでは教育が途絶えざるを得ませんでした 日本と同時期に国鉄を民営化した多くの国では、技術が失われたことによる事故が続発して見直しが行われました一方日本は民営化に起因する事故も信楽高原鉄道事故しか見られず、世界でもっとも成功した国鉄民営化だと考えられてきましたしかしどうやら、国鉄マンの生き残りがJRを支え続けていたにすぎなかったようです国鉄で鍛えられた彼らがJRを去る日が来ると、JRの現場は誰も気づかないうちに静かに崩壊してしまっていましたそれゆえに、諸外国、最も典型的にはイギリスが直面したような、技術の継承が失われ
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