「子の統合失調症は親が悪い」子どもの「統合失調症」。医者からこの病名を告げられると、親御さんたちは戸惑いながらも本やネットで情報を拾いまくります。とにかく子供ために何とかしてあげたいという気持ちで奔走するわけです。 そこで「精神薬は麻薬と同じような成分だ」とか、「薬をやめれば病気は治る」などという、薬害についての情報を得ると「断薬させなきゃ」と即座に反応する親もいます。私もその一人でした。 茨城県内にお住まいだったある医師が強い筆致で薬害についての本を何冊か出しておられ、目にした瞬間に「そうなのかっ」と引き込まれました。 半年後にその医師が都内に開業すると知り、一日千秋の思いで待ち続けました。今から10年以上も前の事です。そして開業と同時に予約を入れて、娘のミーを連れて診察に向かいました。 ところが、問診が始まるとその医師は具体的な知見を話すことなく、「統合失調症は親が悪い」との主張を繰り