“痴漢えん罪”事件の被告が実名で告発 痴漢といえば満員電車。こんな先入観を持っていないだろうか。これはとんでもない思い込みであり、現実には、空いている電車、駅のホーム、デパート内、路上……ありとあらゆるところで「痴漢えん罪事件」が起きている。 つまり、男である限り、一歩家を出れば、いつ、どこで、なんどき痴漢犯にされてもおかしくないのが実態なのだ。 ■いつでも、どこでも痴漢犯人に デパートの地下食料品売り場で女性とすれ違いざまに接触しただけで痴漢犯人にされた、横浜市の高校教師(現在休職中)の河野優司氏(54歳)もそのひとり。 「頻発する痴漢えん罪を放置できない」「それでもボクはやってない」と実名で痴漢えん罪の実態を語った。 ■映画『それでもボクはやってない』にそっくり 2006年1月15日、横浜高島屋の地下を歩いていた河野氏は女性と接触、つまり“1秒あるかないか”の瞬間の出来事で逮捕され、同