人は睡眠中に分泌が高まるホルモンを使って体を修復している-。『眠っているうちに病気にならない体をつくる本』(角川マーケティング)著者、ハーバード大学医学部客員教授の根来秀行医師に、がんや生活習慣病を防ぐ睡眠のとり方を聞いた。 大事ですよね、睡眠。睡眠時間が減ると、明らかに体長も悪くなってきますし。もちろん長ければ良いという訳でもなく、何時に寝るか、というのも重要な訳ですが。 ということで、睡眠について研究したハーバード大学医学部客員教授の根来秀行医師の話です。 「睡眠中はさまざまなアンチエイジング・ホルモンが働いて、昼間の活動で傷ついた細胞を治し、体全体を修復して免疫力を高めている。だから悪い睡眠が続くと病気になりやすく、老化をすすめてしまうのです」 曰く「睡眠は体の再生工場」だそうです。そこで重要になるのが「成長ホルモン」と「メラトニン」で、睡眠中に分泌のピークを迎えるように眠るのがポイ