日本がコロナウイルス流行の第一波を、西浦博先生の必殺技「接触八割削減」でいったん抑えたのはご存知でしょう。この対策は感染を抑止する代わり、日本経済に大きなダメージを与えるものでもあります。そのため第一波が一時的におさまると、西浦先生は感染症対策ばかり重視して経済をぼろぼろにしてしまったと批判する、恩知らずな人々が現れました。 こういわれると、西浦先生を敬愛する人々もカチンときますよね。そこで西浦ファンは、しばしばこう反論します。「西浦先生は、感染症の専門家だろ。経済については責任を負えないよ。政府が感染症対策と経済活動をどう両立させるか考えるべきだったんだろ」と。ようするに、政府が西浦先生からコロナ対策にはどのくらいの行動制限が必要かを聞き入れ、逆に経済学者からはその対策がどのくらい経済にダメージあるかを聞き入れて、ちょうどいいバランスをとる、みたいなイメージですね。 しかしこの時点で、じ
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