民主党の小沢一郎元代表が7日、証人喚問などについて「国会で決めた決定に従う」と述べるにとどめたことに、野党各党は一斉に小沢氏や菅首相を批判した。 野党の多くは小沢氏の証人喚問を求めており、実現しない場合、2010年度補正予算案審議に影響が出る可能性もある。 自民党の石原幹事長は7日、国会内で記者団に「(小沢氏)本人もひどいが、首相もひどい。(クリーンな民主党を作ると言っていた)これまでとこれだけ違うことを言って、『有言実行』なんて、ちゃんちゃらおかしい」と批判した。 首相は昨年12月に出版した著書で、「首相は同時に与党の党首だ。自分の党の議員が疑惑を持たれたら、党首として何らかの措置をとるべきだ」と明記。みんなの党の渡辺代表はこれを引き合いに「全然違う。積み残しの課題にまず決着を付けるべきだ」と述べ、補正予算案審議の前に小沢氏の証人喚問を実現させるべきだとの考えを強調した。