誰かに言っているようで、結局自分に向かって言っている ──2016年に1stアルバム「Groove it」でデビューして以来、1年以上の月日が流れました。iriさんの中にご自身の音楽がリスナーに伝わっているなという実感はありますか? そうですね……ライブ会場でもそうですけど、SNSでメッセージをいただいたりしたときに、そう実感することが増えてきているかもしれないです。単純に「カッコいい!」って思ってもらえるのもうれしいんですけど、歌詞のメッセージに共感してくれる人が増えてきているなっていうのはすごく感じています。 ──iriさんにとって、理想的な聴き手とのつながり方はありますか? こう受け取られたらうれしいというのはないんですよね。もちろん、「誰かと音楽を共有したい」っていう気持ちはあるんですけど、私にとって歌詞を書くことは自分自身を吐き出すことにつながっていて。自分がそのとき見たこと、感