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  • 下手でも何か残る小説を 富山で北日本文学賞懇談会、宮本輝さんAI利用「反対」|北日本新聞webunプラス

    富山市のANAクラウンプラザホテル富山で27日に開かれた第58回北日文学賞の懇談会では、選者の宮輝さんが受賞者と創作談義を交わした。入賞、選奨作の魅力を語り「行儀良く収まるより、下手でも何かが残る小説の方が良い」と力を込めた。 大下さえさんの入賞作「疾風迅雷、駆け抜けろ」は、古里の猟友会に入った主人公の有紀(ゆき)が、相棒の猟犬と共に山野を駆ける様子が躍動感たっぷりに描かれる。宮さんは「主人公の息遣いまで聞こえてくるよう。話の筋は大ざっぱだが、読者も一緒に走っているような気にさせる筆力はたいしたもの」と評価した。 一人旅の男性が民宿で過ごす3日間を淡々とつづった鈴木信一さんの選奨作「ヤモリの宿」に対しては「練られた文章で過不足もなく上手だが、小説は上手だから面白いかというとそうでもない」と強調。「『下手の魅力』みたいなものもあり、さじ加減が大事。鈴木さんならできるはずだ」と激励した。

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