異なる血液型を輸血することを「異型輸血」とか「不適合輸血」と言います。 ★異なった血液型の赤血球を輸血すると赤血球が崩壊し(=溶血)最悪、死に至ります。 不規則抗体による溶血反応(一種の異型輸血)を経験したことがありますが、激しい溶血反応とそれに伴った貧血・血尿(ヘモグロビン尿)・腎不全を来します。この方は救命できましたが、救命できない場合はわずか2-3日で死亡してしまうでしょう。 血液型が不明で、緊急を要する場合、O型Rhマイナスの血液を輸血することが許されていますが、O型Rhマイナスの血液そのものが少ない一方で血液型判定は10分程度で可能であるので、現実的にはO型輸血はほとんど行われません。 つまり、意図的に「異型輸血」が行われることはまず無いのです。 ★「異型輸血」なされるのは、まず「医療ミス」の時です。 血液型の判定ミスや確認ミス、人違いなどが原因で「異型輸血」がなされます。 そう