「経験生かせる」再び看護師に=JR福知山線脱線で重傷の女性 「経験生かせる」再び看護師に=JR福知山線脱線で重傷の女性 乗客106人が犠牲になったJR福知山線脱線事故から25日で8年。前から2両目に乗車し、骨盤骨折の重傷を負った兵庫県西宮市の看護師松原友子さん(28)は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、退職を余儀なくされたこともあったが、今春から再び看護師として働き始めた。 2005年4月25日。当時、レストランでアルバイトをしていた松原さんは、友人との待ち合わせ場所に向かう途中で事故に遭った。多くの人が亡くなる中、「自分だけ助かってしまった」と涙を流す松原さんを支えてくれた看護師に憧れ、調理師になるという夢を変更、看護師を志した。猛勉強の末、看護専門学校を首席で卒業すると、09年4月からは自分が搬送された兵庫医科大病院で働き始めた。 しかし、事故から5年半ほど経過した1