来年、創立100周年を迎える宝塚歌劇団の最大のヒット作といえば『ベルサイユのばら』だ。3月の月組「オスカルとアンドレ編」終了時点で観客動員数は451万5000人。今は東京宝塚劇場で雪組による「フェルゼン編」が上演中だ。1974年の宝塚初演でマリー・アントワネットを演じた娘役の大スターで、女優の初風諄(じゅん、71)が、ベルばらの魅力の原点を語った。 当時入団13年目。トップ娘役として数々のヒロインを演じてきた初風が、「単行本で10巻になっていた漫画を一気に読んでしまったことを思い出します。なんて面白いのだろう。こんなきれいな役ができるなら、これで退団しようと密かに決めました」と、有終の美を飾れる作品と直感したほどだった。 しかも、初演の演出は映画・舞台の大スター、長谷川一夫。「この作品ではあなたが真ん中だよ」と指示を出した。男役中心の宝塚にあって、娘役が主演となってフィナーレでもセンターに
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