2.損益計算 限界利益率 固定費と変動費などの経費と損益分岐点についてはわかったと思うが、損益計算書から損益分岐点を導き出すには、それ以外にも、「限界利益」という言葉を覚えなくてはいけない。 この「限界利益」と言う言葉は「限界」という単語が使われているため「上限や下限」をイメージしやすく、それがこの言葉の理解度を低くしている原因とも思われる(事実、私がそうだった)が、限界利益は売上高によって変化する。 だからここではその言葉の持つ意味そのものにこだわらず、単にこういう言葉をこういう意味で使用するのだと覚えればよい。 「限界利益」は一般に仕入れたものを販売するような業種の場合、よく「粗利」という言葉でも表される(厳密には等価ではない)。 例えば、70円で仕入れたものを100円で売ったとしよう。 100円(売上高)-70円(仕入れ価格)=30円(粗利) 「仕入れ価格」と言うのは「原価」のことで