人体には、通常は、大小含めて約六百を越える筋肉が存在する。筋肉は、大別すると骨格筋、平滑筋、心筋に分けられる。これらは、意識して動かすことができるかという点で随意筋(骨格筋のみ)と不随意筋(心筋・平滑筋)に分けられる。また、組織構造から横紋筋(心筋・骨格筋)と平滑筋に分けられる。 骨格筋は、体幹筋と体肢筋に分けられる。そのうち体幹筋を体幹腹部の前体幹筋と体幹背部の後体幹筋に分ける。前体幹筋は頭部の筋・頸部の筋・胸部の筋・腹部の筋を含み、後体幹筋は背部の筋のみとなる。体肢筋は上肢の筋・下肢の筋に分けられる。 頭部の筋[編集] この図に描かれている筋肉 額:前頭筋 目の周り:眼輪筋 口の周り:口輪筋 口の上:上唇挙筋 耳の上:上耳介筋 耳の前:前耳介筋 耳の裏:後耳介筋 鼻:鼻筋 顎から首:広頸筋 耳から首:胸鎖乳突筋 首の後:僧帽筋 など 浅頭筋(musculi capitum superf