物撮り ( ブツ撮り ) の基本中の基本は 「 光のコントロール 」 です。物撮りに限らず、すべてのジャンルの撮影において、光を上手にコントロールできるようになると、絵作りは格段にうまくなるはずです。私も日々研鑽に励んでいますが、これがなかなか。では、光をうまくコントロールできるようになるためには、どうした点に注意するばよいのでしょうか。それはとても地味なことですが、まずは普段から景色や物を観るときに、光がどこから射していて、どこに反射し、物体のどこにハイライトと影、そして陰ができるのかをよく観察することだと思います。写真1をみてください。この写真は、2つのタングステン灯 ( ※01 ) をトップライト ( ※02 ) とサイドライト ( ※03 ) にして当てて撮影したものです。